理系男子はなぜチェックが好きか。

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みなさんこんにちは、なんちゃって理系男子の五味です。

京都大学の工学研究科で研究員やってる私がどうして「なんちゃって」なのかというと理由はたくさんあるのですが、いちばんは「数学が苦手」だから。いえ、好きなんですよ、数学。でもぜんぜん得意じゃない。いっつも苦労しています。だから今でも数学の教科書(それこそ学部1年生が使ってるような)が手放せずにおります。(そういや同い年で情報学の助教やってるF先生も線形代数の単位とらなかったとか言っていたような。いや、どうみてもF先生は数学得意ですよ、仮に単位とってなくても)。

 

さて、本日のテーマ「理系男子はなぜチェックが好きか」。

 

よく言われますよね、なぜか理系の学部にいる男子学生はみんなチェックのシャツを着ていると。で周りを見渡してみると確かに多い気がします。私もよく着ています。極端になるとこんな格好になっちゃったりします。

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これについて「いざというときに直角を確保できるようにするためではないか」という意見がありましたが、もちろんこんなふにゃふにゃのものでは直角なんて確保できるわけがありませんので違います。

また、座標平面やグラフ用紙を連想させるという意見もあるかもしれませんが、格子の入った座標平面を見る機会は(人によるでしょうが)そう多くありませんし、グラフ用紙なんて私はここ10年くらい使ってません。格子というと「エクセル原稿用紙」という恐怖の技が存在しますがこれこそ理系男子の大嫌いなものです。

 

ではどうしてチェックが好きなのか。

以下、私の場合。

 

「最低限のおしゃれ」

 

簡単そうに見えたんです、チェックのシャツだと。

(今の私の意見は少し違います)

 

ポイントは二つあります。ひとつはボタンのあるなし。例えばTシャツよりも襟のあるシャツのほうが、少しちゃんとして見えます。同じ程度に低い「おしゃれレベル」の人でしたら、Tシャツよりも下までボタンのあるシャツのほうが、たぶん「まとも」に見えるはずです。たいていのこういうシャツは生地にすこし硬さがあるので肌にはりつかず立体的になり、体型・体格もカバーされます。

もうひとつのポイントは、無地か、柄か。無地のシャツってちょっと不安なんです。生地のよしあしがよくわかっちゃいますし、シワ目立つし、サイズが合ってないのもよくわかります。シミなど汚れも目立ちます。(もうちょっと上級のおしゃれのことを考えても、無地って着こなし、特に組み合わせが少し難しいでしょう)。で、柄モノになるわけですが、縞々や水玉はやっぱりちょっと抵抗がある。となると、チェック柄は種類も多いし色々な色味もあるし、英国ブランドのせいでなんとなく上品なイメージもあるし、とまあそうなるわけですよ。

 

それと理系と何が関係あるのか。文系男子だって同じじゃないのか。

 

上述したような「最低限のおしゃれ」についての条件は文系学部の男子学生も同じかもしれません(知りません)。が、もしも違いがあるとしたら男女の構成比でしょう。男性は、基本、同性ばかりの集まりではおしゃれしません。かっこつけません。私もそうですし私の周囲の男性にもその傾向はあるように伺えます。男性のおしゃれはほとんが女性に見せるためのものです。これは女性との大きな違い。女性は同性ばかりの集まりでも、というかむしろ同性の集まりでこそ、一生懸命おしゃれしますよね。そして男性受けを狙うおしゃれは普通のそれとは別にある。(聞いたところではカワイイとモテの違いらしい)。なので、男性のおしゃれも女性のおしゃれも、それを見せる第一の対象は女性なのですよ。そのため、女性比率の高いところにいる男性は周囲の(少なくとも女性の同級生の)おしゃれ度合いが高くなり、赤に入れば朱に染まる原理でより上級のおしゃれに気を使う傾向がある、と私は仮説します。検証する気はありませんけど。

 

まとめ。

周囲が男性ばかりの環境におかれた理系学部の男子学生にとって、自分でかっこわるくないと思える程度の、しかし一生懸命着こなしや組み合わせを考える必要はないと思える程度でさらに管理が楽な服装の選択肢が、襟とボタンのあるシャツであり、無地ではなく柄で柄の中では無難に見えるチェックであり、結果、多くの男子学生がチェックを選ぶ。少なくとも私はそうでした。

 

異論、反論はお待ちしておりませんが、お寄せいただけば拝見は致します。

 

END