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TOEICを受けてきました。役立ちそうです。

 

みんな英語好きですよね。

特にTOEIC好きですよね。

 

ふと思い立って、

この4月にTOEIC公開テストを受けてきました。

 

せっかくなので勉強をしようと思い、

約1か月半勉強して受けました。

こちらのサイトを参考に。

 

必勝!TOEIC900点勉強法

TOEIC500点の人が30日間でTOEIC900点を取る勉強法を、

元東大生が徹底レクチャー。

 

 

結果は下記のとおり。

 Total   955点

 Listening  470点

    Reading  485点

 

(まだ認定証は受け取っていませんが、Webで先に確認できます)

 

TOEICの勉強と試験を通じて思ったことを、

記録のために書いておきます。

 

1.英語が出来ればTOEICの点はとれる

 

けれども逆は真ならず。

TOEICの点がとれれば英語が出来るとは限らない、と思います。

 

研究者をしていれば英語を使う機会は沢山あります。

論文の読み書きはほとんど英語ですし、

外国の国際学会へ行き、そこでの発表は当然のように英語です。

付随する事務上の様々なことを英語でこなす必要もあります。

 

私の場合、この数年間は国際共同研究をしてきましたし、

研究室でチームを組んでいる留学生もいますから、

日常的に英語で会話・議論をしています。

 

さて、私の感じでは、

普段の英語コミュニケーションに比べたら、

TOEICの英語はさほど難しくはありません。

 

Listeningはわざわざゆっくりはっきり喋ってくれますし、

Readingでも登場する範囲は限られていて、

そこまでややこしい構文は滅多にありませんし、

専門用語も少ないです。

それに脈絡のおかしな話は出てきません。

 

実際の英語での業務では、

色んなナマリのある人がもっと早口でしゃべりますし、

複雑な構文で書かれた文を読まされることもありますし、

そもそも話者・筆者の中で話があまり明晰でなく、

もやもやとして何がいいたいのかよく分からないことも、

ざらにあります。

 

(まあこれは英語だからというわけでなく、

 日本語での業務でもよくあるわけですが)

 

ですから、

英語で業務が出来る人にとっては、

TOEICで沢山正解するのはそれほど難しくはない。

でも、TOEICの簡単な英語が分かったからといって、

英語で業務が出来るとは思えない。

 

 

2.英語を共通語として使うのは、英米加豪だけじゃない。

 

TOEICでは、英国、米国、カナダ、オーストラリア(&NZ)の、

Englishが出題されます。

 

ところで。

 

TOEIC」の「EIC」は、

English for International Comunication.

国際コミュニケーションのための英語、です。

 

私の場合、主な共同研究者はアジア諸国の人々です。

日々直面する国際コミュニケーションでは、

 ・中国人の英語

 ・インド人の英語

 ・マレーシア人の英語

 ・ベトナム人の英語

 ・インドネシア人の英語

 ・カンボジア人の英語

 ・タイ人の英語

 ・韓国人の英語

そして、

 ・日本人の英語

などなどにさらされています。

 

いわゆる「日本人英語」があるように、

各国の人々はそれぞれに特徴的な発音のクセ、リズム感、

よくやる文法ミスなどがあります。

 

例えば私がおつきあいのあるベトナム人は、

"Which"を「うぃっく」と発音しますし、

インドネシアの人達は、

"goverment"を「がばるめん」と発音し、

"scenario"を「すけなりお」と発音します。

 

中国の人はheとshe, hisとherを間違える傾向があるようですし、

タイの人には時制に無頓着な方が時々います。

 

インド人の英語はとにかく早口でRの巻き舌(?)や、

濁音がやたらと強調されることが多いようですし、

一文が長く、あやしい接続を重ねていつまでも続きます。

韓国の人達はsがshのように、tがchのような音に、

それぞれよくなるようです。

 

ちなみにわれわれ日本人はというと、

アクセントがあまりつかず、

LとRを区別せず、thとzを区別せず、

母音がないところに母音を補う傾向があるようですね。

 

国際学会に行けば、

これに東欧系・南米系・中東系・アフリカ系の人達の英語が加わり、

ほんとに同じ言葉を使っているのだろうかと思うほどです。

 

TOEICの声優さんたちのような発音をする人はごくわずか。

(以上すべて私の経験からの印象です)

 

国際コミュニケーションとしての英語、というのは、

分かる・通じることで意思疎通が円滑にいくことが肝要であって、

それには英米加豪式の英語がわかるだけでは足りない。

 

てんでばらばらの発音をする人たちを相手にしても、

相手の言いたいことが分かる、

自分の言いたいことを伝えること出来る。

 

文法間違いの多く含まれた文を読んでその意図を正確に読み取り、

相手が理解できる水準の語彙・構文で書くことが出来る。

 

実際の国際コミュニケーションとしての英語には、

こういう頑強さが必要だと思うのです。

 

3.それでも勉強は役に立つと思います

 

と、こう書いていくと、

TOEICは役に立たない」

TOEICの勉強など無駄」

と言いたいのかと思われる方も多いかとは思います。

 

しかし、私の感想は実はちょっと違います。

 

まず、

TOEICが出来るだけではだめ、ということは、

TOEICさえ出来ないようではもっとだめ、

ということと矛盾しません。

 

業務で必要な基本的な英語力を身に着け、高めるのには、

TOEICの勉強で得られる英語の語彙、文法知識、聞き取り力、

読解力などは十分役立つと思います。

 

ただし、基礎として。

 

今回TOEICの勉強をしている間、

普段の業務でその効果を感じました。

 

例えば、

・語彙が増えたことで辞書を引く回数が減る

・同様にスラスラと喋れる、文を書ける、

・時制、前置詞、構文、接続詞の選択などに自信を持てる

・読むのが速くなった

・早口の英語が聞き取りやすくなった、

・シャドーイングをしていたので発音が滑らかになった(気がします 笑)

 

(シャドーイングとはお手本の英語を聞きながらすぐあとを追いかけて

発音することで、リスニング力の向上に効果があると言われています)

 

というようなことがあったので、

業務スキルの向上のために、

今回TOEICを勉強したことは役に立ったようです。

 

 

 

 

さてまとめ。

 

 

TOEIC英語だけで実際の業務が英語で出来るとは思えませんが、

TOEICの勉強は基礎的なスキルの習得に役立つと思います。

ですので、今回のTOEIC受験は私にとっては有用でした。