ワインは飲み物です。美味しく楽しく飲めばいいのです。

まず、ツイッターのお友達のみなさまへ。2013年3月1日以降、私は新しいツイートはしていませんし、自分のタイムラインも見ていませんが、エゴサーチだけは恒常的にしています。Favstarも確認しています。

 

さて、(上記の前フリから、分かる方には分かるつながりで)、今日は私の趣味のひとつ、ワインについて。

私が趣味的にワインを飲み始めたのは2011年の3月はじめ(このタイミングになったのはたまたまです)。これまで2年半ほどで、概算で150本ほどあけました。そこで思うこと。

 

ワインは飲みもの。

美味しく楽しく飲めることがいちばんです。

 

そのためにソムリエという職業があり、ワインアドバイザーという認定があり、また、美味しく楽しく飲むために体系化された知識があります。そして、ワインを好きな人たち、好きなワインについて語ることを好む人たちがそれなりの人数いるおかげで、多くのワインを飲んだ多くのワイン飲みの人たちのあいだで、ある程度の一致をみる「よいワイン」の傾向も、あります。

この順序を逆にしてしまうとまったくのナンセンス。

いわゆるワイン業界で「よいワイン」と思われているワインが、ある人の食べ物・飲み物に関する好み、場所、料理、飲み方、同席する人たち、会話などによっては、まったく美味しく感じられなかったりすることは、当然に、あります。

たとえば。

ワイン業界ですばらしいワインとして言及されることの多い、フランスはボルドーの赤ワイン。これ、ぶっちゃけていってしまうと、渋くて苦いです。ほんとうです(熟成によって丸くなりますが、それでも渋くないわけではありません)。

もちろん渋くて苦いだけではなく、さまざまな果実やスパイス、バニラのような香りがあり、酸味とコクも感じられ、後味に満足感があるのですばらしいワインだと言われるわけですが、このようなワインを飲んですべての人が美味しいと思うわけではありません。そのような人にとっては、そのワインはそのままでは「美味しく楽しく」飲めるものではありません。

そして、ワインが飲み物であり、「美味しく楽しく」飲めることがいちばんだと考えるかぎり、そのような人にこのようなワインをわざわざ飲ませるのはアホです。そして、渋味や苦味のあるワインの味わいを好まない人を馬鹿にするなど言語道断。そのような人がワイン通を気取るせいで、美味しくワインを飲む機会を逃しワインそのものを避ける人まで現れるのです。「だからワインは嫌われる」というブログがあるくらいです。

ボルドーの赤ワインのスタイルに対して、対極にあるといっていいのがドイツのリースリングでしょう。白ワインなのでもちろん渋味はなく、また歴史的な経緯から甘口が多く、繊細で上品な香りときれいな酸味を備えた、すばらしいワインがたくさんあります。(余談ですが、ドイツではリースリングの秀逸さのあまり、リースリングを超える品種がなかなか現れず、新たなドイツワインの可能性を見つけるのに苦労している、という話をワイン屋さんから聞きました)。

ボルドーの赤も、ドイツのリースリングも、それを美味しく飲める人が美味しく飲めばそれでよく、それがすばらしく美味しいと感じる人にとっては、やはりすばらしいワインなのです。「美味しい」というのが個人の主観によるものであるかぎり、その飲み手がその状況で美味しいと思うワインが、その飲み手にとってのよいワインです。これは間違いありません。(ちなみに私はどっちも大好きです)

 

さて。

いちおうワイン通を気取っている私としては(笑)、ワインに関するいろいろな薀蓄も楽しく学んでします。ワインを飲みながら、どうしてこのワインがこういう味わいになったのか、という背景を、気候、品種、製法などから考えてみることも、とても楽しいです。また、それとよく合う料理を考え、作ってみるのも大好きです。

そして、せっかくなので、ほかの人とも楽しみたいのです。

という私の欲望があるので、ワインを好まれる方、今のところそうでなくても興味のある方と食事をすることも、当然のように好きです。そのため、自宅で簡単な食事会を開いては、ワインと料理の組み合わせをゲストの好みを考えて用意し、あるいは自宅でなくても、同席した人がたとえば「ワインのことはよく分からない」という方であれば、その方の食べ物・飲み物の好みやこれまでのワイン経験をたずねて、「このワインならきっと美味しく飲んでもらえるのではないだろうか」というものを選ぶ、ということを楽しんでいます。(これまでのところ、おおむね喜んでもらえているようです)(ちなみにこれを職業としてやっているプロがソムリエさんですね)

 

ここで、ワインについて薀蓄を語る、ということについて。そのようなあるワインについての背景情報や歴史的経緯、食べ物との組み合わせ方のリクツなどについて、そういう話を好む方と、それほどでもない方と、嫌いなかたがいらっしゃるでしょう。

これについての私の考え方は、まず、私がそのような話をすることに興味をもって発見的に聞いてくださるならば、迷わず遠慮なくお話します。そうでない場合には、なるべく遠慮しますが、一方で拙宅での食事会の場合には、まあ私が料理も用意しているという成り行き上、私の趣味に付き合ってくださっていることもあるわけで、ある程度の薀蓄はガマンして聞いてくれる方が多いので、感謝しつつ薀蓄を披露させて頂いています(笑)

私はいつも自分がワインを美味しく楽しむ飲むために工夫を惜しみませんし、また、私とワインを飲んでくださる方が、積極的にであれ、成り行き上であれ、なるべく美味しく楽しく飲めるようにすることにも、情報収集と工夫を惜しみません。なぜならワインとは飲み物で、美味しく楽しく飲むことが、その本来の目的であり、価値であると思うからです。もしもその人がワインに対して苦手意識を持っているならば(渋い・苦いのが苦手、というケースが多いですが)、そうでないワインを選び、渋味や苦味を強調しない温度、グラス、料理との組み合わせを考えればよい。そうして「あ、これは美味しい」といって頂いたときは、してやったりという気分になり、本当に嬉しいです。

 

以上、ツイッターのお友達の皆様へ、私のワイン観でした。

 

 

ようやく食べましたよ、福島の桃。

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みなさんこんにちは。京都盆地という名の灼熱フライパンに毎日焼かれている五味です。焦げないように差し水が欠かせません。最高気温37度で「あ、今日は涼しいね」ってなんでしょう。こういうのを確か心理学でアンカリング効果っていうんじゃなかったっけ(うろおぼえ)

 

さて、昨年から少し福島と縁がありまして、福島の桃を食べたいなーと思っていました。ところが私の住んでいる周辺ではあまり置いてなく、桃は岡山か山梨が中心。あっても長野。ツイッターをしていたころはタイムラインの東日本のみなさんが福島の桃の話をしているのをみて指をくわえていたあまり、こんなまとめまでつくってしまいました。

 

みんな食べたがってんじゃん、福島の桃!

 

これは昨夏つくったまとめでして、この時点では私は箱で取り寄せるべく注文していたつもりだったのですが、待てど暮らせど届かず、あれれっと思って調べてみるとなんと注文されておらず・・・。注文した鮮明な記憶があるのに、どこにも形跡が見つかりませんでした。いったいあれはなんだったのか・・・。価格まで覚えてたのに・・・。お届け期日指定もしたのに・・・。

 

気を取り直して。

今年こそはということで今回は迷わず注文。福島産、あかつきです。

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美味しかったですよー。なんかこう桃って贅沢な美味しさですよね。久しぶりに美味しい桃を思う存分食べました。また買います。まだあるのかな。確かべつの品種がもうしばらく獲れるんじゃなかったっけか。

 

サラダにもしてみました。あけたてのオリーブオイル、塩、生ハム。ちょっと強めのロゼワインとよくあいます。試してませんがシャンパーニュとも合うはずです。

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福島の桃はかためで届くと聞いていました。しゃきしゃきいうくらいの固さで十分に甘い、というのがよい桃なんだと。ですが届いたものはそんなに固いというほどでもなく、普通くらい。なかにはちょっと固めのものもある、という感じです。

 

黄金桃というのにも興味があります。

次はいつ届くようにしよっかな。

 

 

博士@研究室@「ちょくマガ」 は五味以外の執筆陣が面白いのでオススメ

角川さんから出ている有料メールマガジン、「ちょくマガ」。

色々な著者さんたちの中に混じって、

「博士@研究室」と題して、研究者の仲間でリレー執筆しています。

 

“研究者の実態”と“研究の成果”をおもしろおかしくお伝えします!

★エンタメ系“マッド”サイエンス・メルマガ

博士@研究室 by 「ヤバ研」(ヤバイ研究者の集まり)

Vol.002

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第2号では私の記事を掲載して頂きました。

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[ 温暖化を食い止めろ!国際プロジェクトのすべて ]

【第1回】国際御用学者による研究プロジェクト、その始まりと終わり

ハカセNo.004/五味馨 (京都大学大学 特定研究員)

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初回ということで、

温暖化問題の国際共同研究プロジェクトが、

どう始まって、どんなアレコレがあって、

どういう成果を出して手じまいにするのか、

アジア諸国のエリート研究者や、

外国政府のエライさんたちとどう付き合ってきたかを、

なんちゃってグローバル人材で、

自称国際御用学者の五味が紹介します。

 

どうぞよろしく。

 

・・・と、自分の記事を紹介しましたが、

他の執筆者の方の原稿読んでるとそっちのほうがずっと面白いので(笑)、

私の居酒屋トーク的経験談なんかよりも、

 

[ 骨格標本作製サークル「なにわホネホネ団」活動記 ]

【第1回】なにわホネホネ団とはなんじゃらホネ?

byハカセNo.003/西澤真樹子先生

 

のすさまじい入団試験の話とか(ホネホネ団ってネタ元なんでしたっけ)、

 

[ 研究者生活のすべて(の一部) ]

【第1回】大学院の入試、あるいは1998年の夏休み

byハカセNo.006/山本慎太郎(@nennpa、「博士@研究室」編集長)

 

とか(要は大学院入試がいかにアレでアレでアレかって話)、

 

[ カガク的ダイエットのススメ ]

【第一回 ニホン人は痩せるべきなのか?~アメリカ肥満事情】

ハカセNo.001/藤川哲兵(農学博士)

 

でいきなり「ダイエットには科学的根拠はない」とかガチ研究者が断言しちゃってるのとか、

 

・・・のほうがオススメです(笑)

 

なお、「博士@研究室」は今月はじまって、

いま第3回まで出ています。週刊です。月額500円。

(7月中に購読すれば第1回分から読めるはずです)

購読はこちらから!

http://chokumaga.com/author/?mid=104

最近作った料理を淡々と貼ります

 

スパゲティボロネーゼ、ホウレンソウ入り

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菜の花のカルボナーラ

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ブロッコリーのポタージュ

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エビとアボカドのゼリー寄せ

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牡蠣のムース

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レバーペーストと生ハムのムース

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手打ちタリアテッレ ミートソース

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鴨のコンフィ

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ある日の朝ごはん

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タコと新玉のサラダ

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ヒラメのカルパッチョ

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カツオのカルパッチョ

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スパゲティ・ボンゴレ

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セミドライトマトのマリネ、サーモンのミルフィーユ、生ハムのムース

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鳥胸肉のロースト・イチゴのソース

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野菜のゼリー寄せ

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カモのロースト・イチゴのソース

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セミドライトマトのマリネ、生ハムチーズロール、ヒラマサのカルパッチョ

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太刀魚とレタスのリングイネ、カプレーゼ風サラダ、枝豆ポタージュ

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ペンネ・アラビアータ

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これも太刀魚のパスタ

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鴨のコンフィ

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ペンネのカルボナーラ

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ミートソース的な何か

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ポークソテーとフォワグラのポワレ

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またある日の朝ごはん

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鴨のロースト

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ハンバーグ 仕掛けつき

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仕掛け

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END

理系男子はなぜチェックが好きか。

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みなさんこんにちは、なんちゃって理系男子の五味です。

京都大学の工学研究科で研究員やってる私がどうして「なんちゃって」なのかというと理由はたくさんあるのですが、いちばんは「数学が苦手」だから。いえ、好きなんですよ、数学。でもぜんぜん得意じゃない。いっつも苦労しています。だから今でも数学の教科書(それこそ学部1年生が使ってるような)が手放せずにおります。(そういや同い年で情報学の助教やってるF先生も線形代数の単位とらなかったとか言っていたような。いや、どうみてもF先生は数学得意ですよ、仮に単位とってなくても)。

 

さて、本日のテーマ「理系男子はなぜチェックが好きか」。

 

よく言われますよね、なぜか理系の学部にいる男子学生はみんなチェックのシャツを着ていると。で周りを見渡してみると確かに多い気がします。私もよく着ています。極端になるとこんな格好になっちゃったりします。

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これについて「いざというときに直角を確保できるようにするためではないか」という意見がありましたが、もちろんこんなふにゃふにゃのものでは直角なんて確保できるわけがありませんので違います。

また、座標平面やグラフ用紙を連想させるという意見もあるかもしれませんが、格子の入った座標平面を見る機会は(人によるでしょうが)そう多くありませんし、グラフ用紙なんて私はここ10年くらい使ってません。格子というと「エクセル原稿用紙」という恐怖の技が存在しますがこれこそ理系男子の大嫌いなものです。

 

ではどうしてチェックが好きなのか。

以下、私の場合。

 

「最低限のおしゃれ」

 

簡単そうに見えたんです、チェックのシャツだと。

(今の私の意見は少し違います)

 

ポイントは二つあります。ひとつはボタンのあるなし。例えばTシャツよりも襟のあるシャツのほうが、少しちゃんとして見えます。同じ程度に低い「おしゃれレベル」の人でしたら、Tシャツよりも下までボタンのあるシャツのほうが、たぶん「まとも」に見えるはずです。たいていのこういうシャツは生地にすこし硬さがあるので肌にはりつかず立体的になり、体型・体格もカバーされます。

もうひとつのポイントは、無地か、柄か。無地のシャツってちょっと不安なんです。生地のよしあしがよくわかっちゃいますし、シワ目立つし、サイズが合ってないのもよくわかります。シミなど汚れも目立ちます。(もうちょっと上級のおしゃれのことを考えても、無地って着こなし、特に組み合わせが少し難しいでしょう)。で、柄モノになるわけですが、縞々や水玉はやっぱりちょっと抵抗がある。となると、チェック柄は種類も多いし色々な色味もあるし、英国ブランドのせいでなんとなく上品なイメージもあるし、とまあそうなるわけですよ。

 

それと理系と何が関係あるのか。文系男子だって同じじゃないのか。

 

上述したような「最低限のおしゃれ」についての条件は文系学部の男子学生も同じかもしれません(知りません)。が、もしも違いがあるとしたら男女の構成比でしょう。男性は、基本、同性ばかりの集まりではおしゃれしません。かっこつけません。私もそうですし私の周囲の男性にもその傾向はあるように伺えます。男性のおしゃれはほとんが女性に見せるためのものです。これは女性との大きな違い。女性は同性ばかりの集まりでも、というかむしろ同性の集まりでこそ、一生懸命おしゃれしますよね。そして男性受けを狙うおしゃれは普通のそれとは別にある。(聞いたところではカワイイとモテの違いらしい)。なので、男性のおしゃれも女性のおしゃれも、それを見せる第一の対象は女性なのですよ。そのため、女性比率の高いところにいる男性は周囲の(少なくとも女性の同級生の)おしゃれ度合いが高くなり、赤に入れば朱に染まる原理でより上級のおしゃれに気を使う傾向がある、と私は仮説します。検証する気はありませんけど。

 

まとめ。

周囲が男性ばかりの環境におかれた理系学部の男子学生にとって、自分でかっこわるくないと思える程度の、しかし一生懸命着こなしや組み合わせを考える必要はないと思える程度でさらに管理が楽な服装の選択肢が、襟とボタンのあるシャツであり、無地ではなく柄で柄の中では無難に見えるチェックであり、結果、多くの男子学生がチェックを選ぶ。少なくとも私はそうでした。

 

異論、反論はお待ちしておりませんが、お寄せいただけば拝見は致します。

 

END

 

チーズケーキが美味しいお好み焼きやさん☆

「鉄板いろいろ」http://teppan-iroiro.com/

 

お店はカウンターが数席に、max12人くらいのお座敷。今回はグループだったので予約してお座敷に。

 

「鉄板いろいろ」という店名ですが、メニューの最初に載っているのはお好み焼き、なんと290円。驚異的に安いので、大丈夫なのかな(色々な意味で)と思ってしまいました(笑) お好み焼きにはおおざっぱにいうと広島式と大阪式がありますが、こちらのものはどちらとも違う感じ。真ん中に卵が落としてあって、なんとなくそれを混ぜたり混ぜなかったりしながら頂きます。やや半生気味でソースはあっさりめ。トッピングを追加しなければタコが入ってるのかな?シーフードでした。なんといっても290円なので、小さいのが出てくるのかなとおもったらそんなことはありませんでした(いえ、広島のお好み焼きのようなサイズではありませんが・・・)。写真撮り忘れました。スンマセン。

 

 

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お好み焼き以外では、まず、「マウントステーキ」が美味しいです。これはぜひ食べてほしい。切られて出てきますがすごく厚いお肉で、「肉食ってる!」という感じがします。が、柔らかいのでアゴが疲れたりはもちろんしません(笑) 赤ワインを煮詰めたソースとわさび醤油で頂きます。あ、スライスしたニンニクが山盛りでのってきます(笑)焼き加減は少しだけレア寄りのミディアムでした。お願いすれば調整してもらえるかも。

 

 

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おこのみ餃子はもちもちふわふわ。なんならこれが主食でもOKという感じ。なかみなんだったか忘れちゃった・・・ たぶん挽肉ベースだったと思うんだけど。

野菜料理(食べたのは空芯菜、ワケギ)はきっと隠し味があります。ただ炒めただけではこういう味わい深さは出ないはずで、ニョクマムか何か使ってるんじゃないかな。

鶏肉とシイタケのクリームソテー、これ超好みでした。(また写真撮り忘れた…) クリームソテーって?と思っていましたが、鶏モモとシイタケ(肉厚!)のソテーにホワイトソースを控えめにかけたもの、のようです。私は鶏肉loverなので(お昼に親子丼を食べた夜にチキンカツを食べるくらい)、これは多分次回も頼んじゃうと思います。

 

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そうそう、砂肝もふっくら仕上がっていてgoodでした。「伝説のチョリソー」は、何がどう伝説なのかよく分かりませんでしたが(教えてもらったのですが 笑)、ぷりぷりじゅわ、です。ソーセージ好きの方にはばっちりだと思いますよ。

 

そしてチーズケーキが美味しい!(これも写真撮り忘れた…) おそらくここで作っているわけではないと思うので、どこかから仕入れているか、関係者の奥様のお手製かと思いますが、ヨーグルト的なさわやかさがありながら全くべちゃっとした感じがなくて、もちろんぱさっとした感じもない。これだけバランスのとれたベイクト・チーズケーキはなかなかないですし、もちろん私もここまで上手には作れません。参った参った。

 

飲み物は色々あったのですが、私は人生初のデンキブラン。ソーダ割りをチェイサーにしてストレートを頂きました。うーん、薬草ぽいブランデー?「どこが電気やねん!」というツッコミについてはオーナーさん(長身の優しそうな男性です)が親切に由来を教えて下さいました。それとこれまた人生初のホッピーを。デンキブランのソーダ割りやホッピーは鉄板メニューとよく合うようです。要は炭酸?(じゃあシャンパンでも合うのだろうか・・・)

 

ほんとはもっと色々飲んだり食べたり試してみたかったのですが(特に甘焼き!)、電車の時間になってしまい慌てておいとま。出がけに会計のことを思い出したのですが慌てていたのもあって幹事さんにツケにして頂きました。(これを指して食い逃げと言っている人がいるようですが断固抗議いたします)。

 

というわけで、大久保に最近開店した290円衝撃priceの、「チーズケーキが美味しいお好み焼き屋さん」こと、『鉄板いろいろ』でした☆

 

 

1枚の写真から分かるプレゼンテーションのコツ(自画自賛)

先日、タイのコンケンという町でワークショップに参加し、30分頂いて発表をしてきました。そのときの写真を参考に、口頭発表の注意事項的なものの中から意識的にしていたことを振り返ります。

 

なお、学術プレゼン全般については加納先生の素晴らしい記事(こちら と こちら)がありますので、ここでは全般的なプレゼン指南を目指さず、たまたま私が気を付けていたことの紹介をしますね。

 

さて、こちらがその写真。

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この写真からだけでも下記のようなことが分かります。

 

・服装はダークスーツに白シャツ、ネクタイ

・演台や机・椅子が用意されているがその横に立っている。

・マイクスタンドは使わず手に持っている

・すぐ届くところにノートPCを置いている

・タイトルスライドを映しながら何か喋っている

・視線は会場の数列目に向いている

・左腕を広げている。手のひらを見せている

・マイク以外には持ち物がない

・スライドの名前は姓・名の順

 

では順に行きましょう。

 

1.服装

基本的にはスーツスタイルにしています。多くの場合、きちんとした人のように見え、その場への敬意が伝わりやすいと思うからです。最近はネクタイは青系が多いです。(色には深い理由はなくて、オバマ米国大統領が最近は青系をよく使っているので多分これがスピーチする人のネクタイ色の流行りなのだろうと思っただけです 笑)

服装は必ず「こうでなくてはならない」というものではありませんし、その場によって相応しい服装は異なるでしょう。例えばもしも私がこの季節(6月下旬です)に日本の環境省主催の場所で発表するとしたら、ジャケットは着ずにボタンダウンのクレリックシャツで袖を7~5分程度まで巻き上げ、パンツはもう少し明るい色のものにするでしょう。もしも発表先が物理学者の集まりでしたらさらに砕けた格好にすると思います。

 

2.位置取り

可能な限り、演台(上の写真では右端にあります)や机の後ろではなく、全身を聴衆に晒すことの出来る場所へ立つことにしています。このほうが私の話す言葉への注目が集めやすく、聴衆との距離が近くなり、コミュニケーションがとりやすいからです。ボディランゲージもよく見えます。特に机の向こうに置かれた椅子に座ってしまうとよくありません。顔の位置が低くなって後ろのお客さんからは見えず(この会場では)、また手元にあるPCを覗き込んでしまうような姿勢になりがちです。

歩き回ることが出来る空間を確保することで、スライドへの注目を集めたいときはスライドに寄り、スライドから離れて話に注目してほしいときにはスライドから離れる方向に歩き、特に強くメッセージを伝えたいときには聴衆の間へ移動することもできます。

 

3.マイク

この位置取りならば必然的ですが、マイクスタンドは使いません。スタンドに縛られると動けませんので。なお、会場の設備上の問題で今回はマイクを手持ちにしましたが、可能なときにはピンマイクを使って両手をフリーにします。

 

4.PCの場所

自分で操作します。会場係の人がやってくれるときもありますが、毎回「次お願いします」とか言うのはうっとおしいですし、発表上効果的でもありません。そのため手の届きやすい場所に置きます。催しの段取り上、可能なときには自分のPCを繋がせてもらいます。離れたところからスライドを操作できるデバイスもありますが、私は使っていません。PCと立つ場所がどうしても離れてしまう場合にはワイヤレスマウスで操作することもありますが。

 

5.導入の言葉

タイトルスライドを映しながら喋っている、ということは、これは冒頭だと分かります。始まってからすぐにはページをめくらず、ツカミの話をしているところです。今回の発表は完全アウエーだったので、自分はどういう者でどういう仕事をしてきて、今日の発表ではこういうことを紹介する、というようなことをなるべく堅苦しくなく紹介し、聴衆との距離を近づける努力をします。ここで軽く笑いがとれるとなおよいです(今回は成功しました)。主催者への感謝の言葉も(言う場合には)このときに言いますね。もちろん状況が違えば導入の言葉の必要性や内容は変わります。

 

6.視線

発表中、なるべくまんべんなく、色々な場所に座っているお客さんと目を合わすようにしています。たまたまこの瞬間は会場の真ん中あたりの列を見ていますね。目を合わせているかどうかはちょっと分かりませんが。後ろのほうや最前列にも視線は移します。あまりキョロキョロするのは変なので区切り毎に見る場所を変えます。

発表中に聴衆の反応を観察するのは大事です。理解、共感、関心、知識、異論などについて、フィードバックを得ることが出来ますから、それに応じて話し方や強調ポイントを調整できます。

 

7.腕の振り

なるべく「開いた」姿勢のほうが自信ありげで説得力があるように見えるそうです。背筋を適度に伸ばし、胸を軽く張り、空いている腕を広げ、手のひらを開いて上に向け、顔を上げると開いた姿勢になります。ずっとこの恰好でいるわけではありませんが、基本的にはそういう姿勢でいることが多いです。せっかくなのでもう一枚。

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(この写真、顔がむくんでて私じゃないみたいで実はイヤ)

(体重が右脚によってますね。あんまりフラフラするとカッコ悪い)

 

8.持ち物

よくポインターを使うことがありますが、最近はあまり好まなくなりました。小さな赤や緑の輝点ってそんなに見やすくないと思うのですよ。なのでポインタがいらないようにスライドをつくるようにします。どうしても必要になってしまったときにはマウスを使います。

 

9.姓名の順序

これは微妙といえば微妙な問題なのですが、指定のない場合、なるべく姓・名の順序で名乗るようにしています。私はゴミケイさんなのであって、ケイゴミさんではないので。もっとも指定がある場合にはそれに従います。

微妙な点として、受け取る側からは私が西洋式の順序で書いているのか日本式なのかわからない、というのはその通りなのですが、今のところこれで問題になったことはありません。なお、聴衆に漢字を読める人が多い場合には漢字で書いた名前も併記することが多いです。

 

他、このときに特に意識的にしたことは「なるべく簡単な英語でゆっくり喋る」こと。この会はタイの地方都市で、聴衆の多くはこの地域の公務員の方。同時通訳はありましたがそれまでの発表で通訳の能力に若干疑問があったこと、また、聴衆の方々もある程度の英語力はあるようですが(通訳聴いていない人もけっこういましたから)、こちらも自分の英語にそれほど自信がないこと、さらにモデリングの専門家でない人達なので聞きなれない話である可能性が高いことを考慮して、です。

 

もちろん他にも沢山の気を付ける点がありますし、また今回の発表でも振り返って反省点は沢山あります。が、撮ってもらった写真をみてこの写真だけからでも色々ポイントがうかがえるなぁ思ったのでその点だけかいつまんで取り上げました。

プレゼン全般については、再度の紹介になりますが、加納先生の記事をどうぞ。(こちら と こちら)