初秋のワイン会
最近勉強中・開発中の料理をつくりました。マリネなんかはそろそろレシピ確定させたいな。
乾杯はフランチャコルタ。エリザベッタ・アブラーミのロ
恒例の前菜3種。左から頂き物のチーズ(名前忘れた 汗
アップ。
2本目は白ワイン。サンコムのコンドリュー、2011年。冷えている
白ワインに合わせて、これも定番のゼリーよせ。今回はシ
魚料理は最近取り組んでいて、いまはムニエル+キノコク
余興にグラス・テイスティング。同じワインを違う形のグ
肉料理はシンプルに。ローストビーフ・カポナータ(風)
グラステイスティングに使ったのはミシェル・グロのオー
料理はこれも最近続けてつくってる、ペンネのラグ
赤ワイン2本目。北ローヌのシラー、ギガルのコート・ロ
このあとボルドーはレイニャックの2005年を飲んで濃厚さに驚いてもらったのだけれども写真撮り忘れた。
デザートワインはソーテルヌ。シャトー・レ・ギザ、2009年。極甘
ソーテルヌはチョコレートと超絶の相性。成城石井で売っ
使ったグラス。一人ボトル一本分くらい飲んだあとにグラ
京都・滋賀に大雨特別警報。[2013/09/16]
※本記事は主としてtwitterのお友達のみなさんへ五味の安全をお知らせするためのものです。
【9月16日 午前10時20分時点】
■京都府の大雨特別警報は解除。自宅周辺の雨は小降りに
■土砂災害警戒情報は継続中なので自宅待機を継続することにする
■桂川の氾濫は続いているようなので桂キャンパスへは行かないことに
【9月16日 午前9時20分時点】
■自宅のある京都市左京区には避難指示・避難勧告は出ていないので自宅待機中。
■左京区の防災マップによると、自宅のある場所は2階に移動せよという範囲にぎりぎり入っている。
私はもともと2階に住んでいるので浸水はセーフ。土石流について、範囲には入っていないが自宅から見て斜面上方に急傾斜の地域がある。
■避難場所は確認済み。いつも投票所になってる小学校だった。
京都市の避難場所はこちらから。
http://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000109137.html
■いつでも避難できるように、長袖の上下を着込んで、下記をすぐ持ちだせるように準備しておいた。
- 防災バッグ
- スニーカー
- カッパ上下
- タオルごそっと&着替え
- ビニール袋
- 財布等通常持ち歩き品
- 携帯電話の外部充電池
備えあれば憂いは減る。
■今日は桂に出勤するつもりだったけれどこんなタイミングで鴨川・桂川を渡ることはないので予定変更。
■京都市の防災ポータルはアクセスできない。アクセス集中がうたがわれるのでリンクははらない。肝心なときに…。ラジオつけっぱにしておいた。
■各区役所のサイトには緊急情報を表示する窓があるけど、西京区でさえ何も書いてない。こういうときの体制が出来てないのだろうか。それともその窓に情報を提供しているのが防災ポータルで、ポータルのほうが落ちちゃったとかだろうか。
意外に辛みと相性がいい。ドイツ・リースリングと料理の相性を試してみました
ドイツの半甘口リースリングと料理の相性を研究してみよう、と思い立ち、二日にわたっていくつか料理を合わせて相性を調べてみました。ワインはこちらのカビネット。これくらいの甘さが料理には合わせやすいでしょうし、暑い時期でもごくごく飲めます。
リースリングといえば繊細で高貴な香りと綺麗な酸味、よいものではそれとミネラル感の組み合わせが特徴です。そこであっさりめが合うのかなぁと思っていたのです。ところが、いつものワイン屋さんで料理との組み合わせに非常にこだわりのある店員さんにこの話をしたところ、「中華料理のような甘辛系のものとよく合いますよ」とのこと。ほんとかなぁと思いつつ、素直に試してみることにしました。一日では試しきれなかったので二日で。以下、一人でリースリング1本をあけて試した感想です。
第一ラウンド
■白カビチーズ(ブリー)
- 素直に合う
- チーズのまろやかさでワインのさわやかさが引き立つみたいだ
- ものすごくいい、というほどではないけれど、安心して合わせられる
■パルミジャーノ・レッジャーノ
- 今回は8年熟成のもの
- なかなかいい
- チーズのエキスをうまく広げて膨らませてくれる
- フレッシュさを追加するはたらきも
- あとあじもじんわりいい
■鶏レバーペースト
- 可もなく不可もなし
- わざわざリースリングと食べなくても、と言う感じ
- おとなしく赤ワインと頂きましょう
■ヴァイスヴルスト&マスタード
- これは鉄板
- マスタードは是非あったほうがいい
- マスタードの酸味と引き立てあうみたい
- ヴァイスヴルストに入ってるハーブとも好相性です
第二ラウンド
■桃ハム
- なかなかいける。食べると飲みたくなる
- 桃の甘さ、生ハムの旨みと塩味にワインの酸味で足し算完成
- そもそも生ハムだけでも合いそうだけど(笑
■豆腐のみそ漬け
- 悪くはないが特別良くもない
- 甲州の方があいそう
- カビネットに合わせるには甘さ控えめのほうがいい
- 思いのほか赤味噌のみそ漬けが合った
- 白みそのほうも甘さを抑えれば合いそうな気がする
- ちなみにレシピはこちらから。
■ペンネ・アラビアータ
- ばっちり!
- トウガラシの辛さでリースリングの甘味が引き立つ
- ワインのほうをよく冷やしておかないと甘すぎるかも
- トマトソース全般とは相性がいいのかもしれない
- トウガラシの辛さ、パスタ全体の塩味、トマトの酸味とうまみに、リースリングの甘さで足し算完成
- ちょっとワインが進みすぎる危険が(笑)
■豚モモのソテー・ジンジャーフルーツソース
- ソテーと言うよりポワレになってしまった
- 甘辛、ということでここでは果物の甘さと生姜の辛さ
- これもなかなかいい
- リースリングは生姜の辛さとも相性がいいみたいだ
- ワインと料理の合わせ方の原則のひとつ、「同じ産地」の理屈で行くと、シンプルな豚肉料理をドイツやオーストリアではよく食べるような気がするので、仕上がりが白っぽい豚肉料理とはいけるかも
- 今回はバターをたっぷり使ってコクを足してみたのも、リースリングの綺麗さが引き立っていいみたいだ
もうちょっとドイツ料理を調べてみたらいいかもしれません。オーストリアのシュニッツェルとかも合いそうですね。和食ではどうかなぁ。甘辛というとしぐれ煮とか牛丼とか?うーん、ちょっと怖いかも。以外に漬物に合ったりしそうな気もしますね。リースリングのマリアージュ、もうちょっと研究してみます。
サリーさん@sarisally1の『「おいしい」を科学して、レシピにしました。』の全レシピをつくってみました。その1
先日、新進料理研究家のサリーさんから著書の献本を頂きまして(ありがとうございます)、同時に宣伝せよとのお達しを受けました。このレシピ本の売りは「科学のコツで料理をおいしくする」ということで、著者と同じく科学と料理の両方を愛する私としてはとても面白く読みました。
しかし。
レシピ本であるからには、つくって食べてみないとそのレシピを評価することは出来ません。だってレシピ本って読者が料理をつくるためのものだから。というわけで、順番に全部の料理をつくってみることにしました。おおよそ半分まで来たので、第一弾として写真と感想をUPします。
下記のポイントから感想を書きます。
- 科学の「コツ」が出来上がった料理から感じられるか
- そもそも料理として美味しいか
- 私の好みと比べてどうか(読者というのはわがままなものなのです)
では参りましょう。
■しっとりポークソテー
- 確かにしっとり
- ふわっとした感じの焼き上がり
- そのぶん香ばしさや歯ごたえには欠ける
- ソースは結構甘い。照り焼きみたいな
■鶏肉のマーマレードソテー
- コツはマーマレードと鶏肉の組み合わせで柔らかく仕上がる、ということ。
- 確かにやわらかい。簡単に噛み切れる
- 優しい味。
- ソースをかけて仕上げるので皮は柔らかめ
- お弁当にしてみた。本当にニコゴリになってて便利だった
■一夜漬けピクルス
- ちゃんとパリパリに仕上がった
- ここの科学のコツは塩の種類なのだけど、もともとそういう塩しか使わないので実験してみないと分からないや
- そもそもピクルスつくったの初めてで、パリパリに仕上がったのがレシピの効果なのかは分からない
- ほぼ24時間で食べてみたところ、そんなに酸っぱくない
- やっぱりこれも優しい味
■カルボナーラ
- ここは塩の使い方がコツ。塩加減はちょうどよかった。なるほど。
- このレシピだとソースがかたまりやすい(本の写真からもうかがえる)
- 個人的にはもっと生っぽく仕上げたほうが好き
- もっとも、温度管理は微妙なところですごく変わるので、レシピのせいとばかりは言えない
- もうちょっとフライパン冷ましてから混ぜるべきだったかも。
■スペイン風オムレツ
- しょっぱい(笑)
- この本の中では珍しく尖った味つけ(が、狙いだそうなので)
- 確かに白ワインとよく合う
- 油で煮る調理は慣れないけどなんとか
- ひっくり返すのがちょっとだけ大変(それこそ科学の何かで上手にひっくり返す一般的なコツを教えて欲しい。サリーさんは確か物理も得意だったはずだ)
■塩だれ炒め
- 思ったよりしょっぱくなかった
- レモン使うけど酸っぱくもなかった
- 豚肉のほぐし方のコツがあってなるほどその通り
- 炒めものは投入する順番とタイミングが大事なので(書いてある通りにしたらうまくいくけど)、これも科学ほにゃららで説明してもらえるといいな
■キャベツのアーリオ・アーリオ
- 「普通に美味しい」パスタ
- あんまりトウガラシ味にならないレシピ
- キャベツの加熱時間はもうちょっと長いほうが好み
- 味のバランスが丸い
- ここのコツ(そのまんまなので内緒)は知ってた
■西京味噌バター
- シンプルに美味しい
- 足し算の原理がよくわかる
- 日本酒に合いそう
- パンにもご飯にも合う
- もしも自分がお店をもったらツキダシにしよう
■キノコのアーリオ・アーリオ
- 確かにダシの競演になる
- キノコの味をここまで前面に出したパスタのレシピは珍しいような
- キノコが好きな人にはばっちり
- この本の科学コツの中でも、ダシ成分の組み合わせは特に便利な知識。覚えておくべき
■枝豆とジャガイモのポタージュ
- ジャガイモ一個って書いてあったけど大きさがわからぬ(直接訪ねてみたけど「あとで調べる」待ち 笑)
- ちょっと大きかったかも。妙にイモイモした仕上がりになった
- このレシピの科学のコツは枝豆の色の活かし方で、その点はばっちり。写真のとおりきれいな緑。
- 枝豆はなかなか面白い素材なのでこのコツは役に立ちそうだ
■ベシャメルソース&グラタン
- ベシャメルソースは気持ち固め(レシピのせいだけとはいえないけど)
- ごく普通の作り方で、いわゆる「アイデア系ホワイトソース」ではない
- 基本の作り方がどうしてそうしなければいけないのか、がポイント
- コツを押さえて丁寧に作業すると上手にできるみたいだ
- グラタンは「普通においしい」
- (余談ですが今日まで「ペシャメル」だと思ってました。「ベシャメル」が正しいらしい。ペシャメルのほうが美味しそうなのに)
■コールスローサラダ
- ビタミンCがポイントのレシピなんだけどさすがにそれは分からない
- やさしい味
- この分量だとあんまり酸っぱくならないので食べやすいかも
- 美味しいですよ
- 久しぶりにマヨネーズ使った
■ミニトマトのイタリアン味噌スープ
- これまたダシの大競演
- すごくまろやかに仕上がった
- これは美味しい。またつくろう。
- いわゆる「だし」「スープの素」は使わないけど素材がみんなダシのもとみたいな
- きのこがポイントのようだ
- 味噌と合わせるアイデアはとてもいいと思う
■トマトチーズ飯
- シンプルだけと美味しい
- トマトとチーズの組み合わせだから美味しいのは当たり前だけど
- ごはんに乗せたのはいいアイデアだと思う
- トマトでなくミニトマト、というのも大事かも
- トマトだともっとぐちゃぐちゃになりそうだし
- ところでこのレシピは「とまとちーずめし」と読むのだろうか。「とまとちーずごはん」にしたほうがかわいくはないだろうか。
(こんな感じでコールスローと朝ご飯にしました)
■鶏そぼろ
- あまっ(笑)
- そもそも料理に砂糖使わないので慣れない感じ
- とはいってもこれくらい甘いそぼろはよくある
- 確かに冷めてもぱさつかない
- コツのところには「そぼろにはXXXXがあう」と書いてあるのに、レシピそのものにはXXXXではなくYYYYを使っているのは、ちょっとどうかと思ったぞ >著者
- 原理を理解すれば(原理は説明されているのでOK)分かるのだけれど、せめて「XXXXと同じZZZZの含まれているYYYYでもOK」とか書いてほしかったぞ >著者
■お吸い物
- 鶏そぼろと同じページにあったのでつくったけど
- 特に科学のコツにも言及されてないし、新しいアイデアがあるわけでもないようだし
- いや、普通に美味しかったからいいけれど、ちょっとハテナ。
- 鶏そぼろのせごはんとの相性になにか秘訣があるのだろうか
- これもやっぱり丸い味。あ、美味しいよ。
- このレシピのコツは野菜を入れる順番
- 野菜それぞれの「ここを活かしたい」がよくわかる手順
- その通りにやればちゃんと活きる
- 特にパプリカの使い方は応用が効くので素晴らしい
- さらっと仕上げる日本人向けの仕上がり
- 個人的にはクタクタになるまで煮たのが好き
■マーボー茄子そうめん
- マーボーほにゃららを初めてつくった(中華あんまり作らないので)
- なのでこれまたはじめてトウバンジャンとテンメンジャンとラー油を買った
- ちゃんとマーボになってて嬉しい
- このレシピは茄子の前処理がポイント
- それはうまくいったようでばっちり。上掲写真からもわかるはず(読んだ人は)。この「コツ」はこのレシピ本の中でもいちばんありがたい。これまでのところ。(知りたい方は本を買いましょう)
- ただ、そうめんとマーボー茄子の組み合わせは食べづらい。口の中に入れるまでがちょっと苦労する。うまくからまなくて。入れたらおいしいけど。
以上、感想第一弾でした。
ここまでつくってみて全体としては、丸くて優しい味に仕上がるものが多い、というのがまずひとつ。私の好みでは、次につくるとしたら少しバランスを変えたり香辛料を追加したりするかな、と思うものが多いです。
もうひとつは、原理が分かると応用が効く、というのが科学だなー、と。いや、当たり前なんですけど、ね。その意味では出汁の足し算、茄子の下ごしらえ、パプリカの使い方、枝豆のタイミング、なんかは「原理と応用」の関係が明確、かつ応用の幅が広いので素晴らしいと思います。
おそらく一か月以内に残りのレシピもつくれると思うので、そしたら第二弾書きますね。
ワインは飲み物です。美味しく楽しく飲めばいいのです。
まず、ツイッターのお友達のみなさまへ。2013年3月1日以降、私は新しいツイートはしていませんし、自分のタイムラインも見ていませんが、エゴサーチだけは恒常的にしています。Favstarも確認しています。
さて、(上記の前フリから、分かる方には分かるつながりで)、今日は私の趣味のひとつ、ワインについて。
私が趣味的にワインを飲み始めたのは2011年の3月はじめ(このタイミングになったのはたまたまです)。これまで2年半ほどで、概算で150本ほどあけました。そこで思うこと。
ワインは飲みもの。
美味しく楽しく飲めることがいちばんです。
そのためにソムリエという職業があり、ワインアドバイザーという認定があり、また、美味しく楽しく飲むために体系化された知識があります。そして、ワインを好きな人たち、好きなワインについて語ることを好む人たちがそれなりの人数いるおかげで、多くのワインを飲んだ多くのワイン飲みの人たちのあいだで、ある程度の一致をみる「よいワイン」の傾向も、あります。
この順序を逆にしてしまうとまったくのナンセンス。
いわゆるワイン業界で「よいワイン」と思われているワインが、ある人の食べ物・飲み物に関する好み、場所、料理、飲み方、同席する人たち、会話などによっては、まったく美味しく感じられなかったりすることは、当然に、あります。
たとえば。
ワイン業界ですばらしいワインとして言及されることの多い、フランスはボルドーの赤ワイン。これ、ぶっちゃけていってしまうと、渋くて苦いです。ほんとうです(熟成によって丸くなりますが、それでも渋くないわけではありません)。
もちろん渋くて苦いだけではなく、さまざまな果実やスパイス、バニラのような香りがあり、酸味とコクも感じられ、後味に満足感があるのですばらしいワインだと言われるわけですが、このようなワインを飲んですべての人が美味しいと思うわけではありません。そのような人にとっては、そのワインはそのままでは「美味しく楽しく」飲めるものではありません。
そして、ワインが飲み物であり、「美味しく楽しく」飲めることがいちばんだと考えるかぎり、そのような人にこのようなワインをわざわざ飲ませるのはアホです。そして、渋味や苦味のあるワインの味わいを好まない人を馬鹿にするなど言語道断。そのような人がワイン通を気取るせいで、美味しくワインを飲む機会を逃しワインそのものを避ける人まで現れるのです。「だからワイン通は嫌われる」というブログがあるくらいです。
ボルドーの赤ワインのスタイルに対して、対極にあるといっていいのがドイツのリースリングでしょう。白ワインなのでもちろん渋味はなく、また歴史的な経緯から甘口が多く、繊細で上品な香りときれいな酸味を備えた、すばらしいワインがたくさんあります。(余談ですが、ドイツではリースリングの秀逸さのあまり、リースリングを超える品種がなかなか現れず、新たなドイツワインの可能性を見つけるのに苦労している、という話をワイン屋さんから聞きました)。
ボルドーの赤も、ドイツのリースリングも、それを美味しく飲める人が美味しく飲めばそれでよく、それがすばらしく美味しいと感じる人にとっては、やはりすばらしいワインなのです。「美味しい」というのが個人の主観によるものであるかぎり、その飲み手がその状況で美味しいと思うワインが、その飲み手にとってのよいワインです。これは間違いありません。(ちなみに私はどっちも大好きです)
さて。
いちおうワイン通を気取っている私としては(笑)、ワインに関するいろいろな薀蓄も楽しく学んでします。ワインを飲みながら、どうしてこのワインがこういう味わいになったのか、という背景を、気候、品種、製法などから考えてみることも、とても楽しいです。また、それとよく合う料理を考え、作ってみるのも大好きです。
そして、せっかくなので、ほかの人とも楽しみたいのです。
という私の欲望があるので、ワインを好まれる方、今のところそうでなくても興味のある方と食事をすることも、当然のように好きです。そのため、自宅で簡単な食事会を開いては、ワインと料理の組み合わせをゲストの好みを考えて用意し、あるいは自宅でなくても、同席した人がたとえば「ワインのことはよく分からない」という方であれば、その方の食べ物・飲み物の好みやこれまでのワイン経験をたずねて、「このワインならきっと美味しく飲んでもらえるのではないだろうか」というものを選ぶ、ということを楽しんでいます。(これまでのところ、おおむね喜んでもらえているようです)(ちなみにこれを職業としてやっているプロがソムリエさんですね)。
ここで、ワインについて薀蓄を語る、ということについて。そのようなあるワインについての背景情報や歴史的経緯、食べ物との組み合わせ方のリクツなどについて、そういう話を好む方と、それほどでもない方と、嫌いなかたがいらっしゃるでしょう。
これについての私の考え方は、まず、私がそのような話をすることに興味をもって発見的に聞いてくださるならば、迷わず遠慮なくお話します。そうでない場合には、なるべく遠慮しますが、一方で拙宅での食事会の場合には、まあ私が料理も用意しているという成り行き上、私の趣味に付き合ってくださっていることもあるわけで、ある程度の薀蓄はガマンして聞いてくれる方が多いので、感謝しつつ薀蓄を披露させて頂いています(笑)
私はいつも自分がワインを美味しく楽しむ飲むために工夫を惜しみませんし、また、私とワインを飲んでくださる方が、積極的にであれ、成り行き上であれ、なるべく美味しく楽しく飲めるようにすることにも、情報収集と工夫を惜しみません。なぜならワインとは飲み物で、美味しく楽しく飲むことが、その本来の目的であり、価値であると思うからです。もしもその人がワインに対して苦手意識を持っているならば(渋い・苦いのが苦手、というケースが多いですが)、そうでないワインを選び、渋味や苦味を強調しない温度、グラス、料理との組み合わせを考えればよい。そうして「あ、これは美味しい」といって頂いたときは、してやったりという気分になり、本当に嬉しいです。
以上、ツイッターのお友達の皆様へ、私のワイン観でした。
ようやく食べましたよ、福島の桃。
みなさんこんにちは。京都盆地という名の灼熱フライパンに毎日焼かれている五味です。焦げないように差し水が欠かせません。最高気温37度で「あ、今日は涼しいね」ってなんでしょう。こういうのを確か心理学でアンカリング効果っていうんじゃなかったっけ(うろおぼえ)
さて、昨年から少し福島と縁がありまして、福島の桃を食べたいなーと思っていました。ところが私の住んでいる周辺ではあまり置いてなく、桃は岡山か山梨が中心。あっても長野。ツイッターをしていたころはタイムラインの東日本のみなさんが福島の桃の話をしているのをみて指をくわえていたあまり、こんなまとめまでつくってしまいました。
これは昨夏つくったまとめでして、この時点では私は箱で取り寄せるべく注文していたつもりだったのですが、待てど暮らせど届かず、あれれっと思って調べてみるとなんと注文されておらず・・・。注文した鮮明な記憶があるのに、どこにも形跡が見つかりませんでした。いったいあれはなんだったのか・・・。価格まで覚えてたのに・・・。お届け期日指定もしたのに・・・。
気を取り直して。
今年こそはということで今回は迷わず注文。福島産、あかつきです。
美味しかったですよー。なんかこう桃って贅沢な美味しさですよね。久しぶりに美味しい桃を思う存分食べました。また買います。まだあるのかな。確かべつの品種がもうしばらく獲れるんじゃなかったっけか。
サラダにもしてみました。あけたてのオリーブオイル、塩、生ハム。ちょっと強めのロゼワインとよくあいます。試してませんがシャンパーニュとも合うはずです。
福島の桃はかためで届くと聞いていました。しゃきしゃきいうくらいの固さで十分に甘い、というのがよい桃なんだと。ですが届いたものはそんなに固いというほどでもなく、普通くらい。なかにはちょっと固めのものもある、という感じです。
黄金桃というのにも興味があります。
次はいつ届くようにしよっかな。
博士@研究室@「ちょくマガ」 は五味以外の執筆陣が面白いのでオススメ
角川さんから出ている有料メールマガジン、「ちょくマガ」。
色々な著者さんたちの中に混じって、
「博士@研究室」と題して、研究者の仲間でリレー執筆しています。
“研究者の実態”と“研究の成果”をおもしろおかしくお伝えします!
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第2号では私の記事を掲載して頂きました。
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[ 温暖化を食い止めろ!国際プロジェクトのすべて ]
【第1回】国際御用学者による研究プロジェクト、その始まりと終わり
ハカセNo.004/五味馨 (京都大学大学 特定研究員)
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初回ということで、
温暖化問題の国際共同研究プロジェクトが、
どう始まって、どんなアレコレがあって、
どういう成果を出して手じまいにするのか、
アジア諸国のエリート研究者や、
外国政府のエライさんたちとどう付き合ってきたかを、
なんちゃってグローバル人材で、
自称国際御用学者の五味が紹介します。
どうぞよろしく。
・・・と、自分の記事を紹介しましたが、
他の執筆者の方の原稿読んでるとそっちのほうがずっと面白いので(笑)、
私の居酒屋トーク的経験談なんかよりも、
[ 骨格標本作製サークル「なにわホネホネ団」活動記 ]
【第1回】なにわホネホネ団とはなんじゃらホネ?
byハカセNo.003/西澤真樹子先生
のすさまじい入団試験の話とか(ホネホネ団ってネタ元なんでしたっけ)、
[ 研究者生活のすべて(の一部) ]
【第1回】大学院の入試、あるいは1998年の夏休み
byハカセNo.006/山本慎太郎(@nennpa、「博士@研究室」編集長)
とか(要は大学院入試がいかにアレでアレでアレかって話)、
[ カガク的ダイエットのススメ ]
【第一回 ニホン人は痩せるべきなのか?~アメリカ肥満事情】
ハカセNo.001/藤川哲兵(農学博士)
でいきなり「ダイエットには科学的根拠はない」とかガチ研究者が断言しちゃってるのとか、
・・・のほうがオススメです(笑)
なお、「博士@研究室」は今月はじまって、
いま第3回まで出ています。週刊です。月額500円。
(7月中に購読すれば第1回分から読めるはずです)
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